試験科目による難易度の違い

試験科目による難易度の違い

社会保険労務士試験とはどんな試験なのか?

引き続き、社会保険労務士試験の難易度について述べていきたいと思います。


難易度

前のページで確認した「合格率」というのは、資格試験の難易度を推し量るうえで格好の物差しとなることは間違いありませんが、あくまでも数字上のデータに過ぎません。

社会保険労務士試験に合格できる確率が、受験者全員について等しく7%というわけではなく、たとえば法律の学習経験者であれば、合格可能性は7%以上に高くなるでしょうし、反対に法律の初学者であれば、合格可能性は7%よりももっと低くなるでしょう。

その意味では、試験の難易度を知るうえでは、「合格率」ももちろん重要なデータとなりますが、それとともに、社会保険労務士試験がどんな試験なのかをきちんと把握することも大事になってきます。


社会保険労務士試験とは、「人事・労務」「保険・年金」の専門家としてふさわしい能力・知識を有しているか否かを判定するための試験であり、
①労働基準法
②労働安全衛生法
③労働者災害補償保険法
④雇用保険法
⑤労働保険の保険料の徴収等に関する法律
⑥健康保険法
⑦厚生年金保険法
⑧国民年金法
⑨労務管理その他の労働に関する一般常識
⑩社会保険に関する一般常識

全10科目からなります。


試験科目の大半が「○○法」であることからもおわかりいただけるように、社会保険労務士試験は法律の試験である、というのが大前提となります。



試験科目ごとの難易度は?

「法律の試験」であるということで、受験勉強でも当然、法律を中心に学んでいくわけですが、法律のなかにも易しい法律と難しい法律、取っつき易い法律と取っつき難い法律があります。


社会保険労務士試験の試験科目で言うと、①の労働基準法は断然取っつき易い法律だと言えます。労働基準法というのは、労働者の労働条件(賃金、休日など)について定めた法律ですので、特に社会人の方にとっては身近であるとともに、関心を持って学ぶことができるかと思います。労災について定めた③労働者災害補償保険法や、失業保険について定めた④雇用保険法についても同様のことが言えるでしょう。


一方、⑦厚生年金保険法と⑧国民年金法は、日本国民だれもが加入しているという意味で非常に身近な存在であるにも関わらず、その内容はとても難解なものとなっています。
事実、これら社会保険科目を苦手としている受験生は大勢いて、これを攻略できるかどうかが合否の分かれ目と言っても過言ではありません。


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