社会保険労務士と中小企業診断士の難易度比較

社会保険労務士と中小企業診断士の難易度比較

中小企業診断士

難易度を「合格率」で比較する!

社会保険労務士資格のライバルとしてよく挙げられるのが、前のページで比較した行政書士資格ですが、最近では、中小企業診断士資格もその存在感を高めつつあります。まずは、社会保険労務士試験と中小企業診断士試験の合格率からご紹介しましょう。


 

社会保険労務士

中小企業診断士

(A×B)

1次試験

(A)

2次試験

(B)

平成20年度

7.5%

4.6%

23.4%

19.8%

平成21年度

7.6%

4.3%

24.1%

17.8%

平成22年度

8.6%

3.1%

15.9%

19.5%

平成23年度

7.2%

3.2%

16.4%

19.7%

平成24年度

7.0%

5.9%

23.5%

25.0%

平均

7.6

4.2%

-

-


中小企業診断士試験には1次試験と2次試験があるので、両方の合格率を掛け合わせることで、試験全体の合格率としました。


それで比較してみると、社会保険労務士試験の平均合格率が7.6%であるのに対して、中小企業診断士試験の平均合格率は4.2%となっており、「合格率」に限って言えば、社会保険労務士試験の方が難易度が低いと、まずは言うことができます。



難易度を「試験科目」で比較する!

つづいて「試験科目」の観点から、社会保険労務士試験と中小企業診断士試験を比較したいと思います。


繰り返しになりますが、社会保険労務士試験の試験科目は、①労働基準法、②労働安全衛生法、③労働者災害補償保険法、④雇用保険法、⑤労働保険の保険料の徴収等に関する法律、⑥健康保険法、⑦厚生年金保険法、⑧国民年金法、⑨労務管理その他の労働に関する一般常識、⑩社会保険に関する一般常識の10科目。

それに対して中小企業診断士試験(1次試験)の試験科目は、①企業経営理論、②財務・会計、③経済学・経済政策、④運営管理、⑤経営法務、⑥経営情報システム、⑦中小企業経営・中小企業政策の全7科目となっています。


前のページで、行政書士試験について「試験科目が多岐にわたる」と述べましたが、とは言っても、それはあくまでも法律科目の範囲内のこと。中小企業診断士試験については、法律科目に限定されることなく、というよりも法律科目は1科目で、それ以外は会計であったり、ITであったり、分野がまったく異なります。

中小企業診断士試験は行政書士試験以上に「浅く広い」試験ゆえに簡単だと言う受験生もいます。


それとは対照的に、社会保険労務士試験は人事・労務、保険・年金に関する高度な知識が問われるので、より難易度が高いという見方も可能でしょう。


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