出題形式による難易度の違い

出題形式による難易度の違い

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社会保険労務士試験とはどんな試験なのか?(パート2)

社会保険労務士試験とは全10科目からなる法律の試験であることを、前のページで確認しました。


ただし、資格試験においては「何が」出題されるかももちろん大事ですが、同じくらい「どのように」出題されるかも大事な要素になってきます。そこで、このページでは社会保険労務士試験の「出題形式」に着目したいと思います。


まず、社会保険労務士試験の「解答方式」については、いわゆる記述式は一切なく、すべてマークシート方式となっています。そのため、勘でも何でも最低限、解答欄をすべて埋めることができるという意味では、楽な試験だとも言えます。

一方、「出題形式」については、択一式と選択式の2種類があり、択一式は午前中に210分かけて、選択式は午後に80分かけて、それぞれ実施されます。



出題形式ごとの難易度は?

社会保険労務士試験の出題形式は2種類で、「択一式」と「選択式」があります。

このうち「択一式」というのは、提示された複数の文章のなかから正しい内容の、あるいは誤った内容の文章をひとつ選んで答えるタイプの問題。一方の「選択式」というのは、虫食い状態の長文が提示されて、空欄にあてはまる語句を、選択肢群のなかから選んで答えるタイプの問題となっています。


「択一式」と「選択式」のうち、どちらが難易度が高いかについては一概には言えず、それぞれに特有の難しさがあるといった方が適切かと思います。


まず「択一式」ですが、このような正誤を判断させるタイプの問題は他の多くの資格試験でも採用されており、非常にオーソドックスと言えます。また、消去法によって選択肢を絞り込むことで正解を導き出すことが可能である点も、この「択一式」の大きな特徴のひとつと言えます。

ただし、社会保険労務士試験特有の要素として、210分間ノンストップで行われる点が挙げられます。試験時間が長くなれば当然、次第に集中力が落ちてきますので失点のリスクも高まります。このことが「択一式」の難易度を高める要因のひとつとなっていることは間違いないでしょう。


一方、「選択式」は80分間の試験ですから、試験時間に関しては大きな問題はありません。また、正解は必ず選択肢群のなかに含まれているわけですから、あとはそれを見つけ出せば良いだけです。

しかしながら、選択肢群のなかには非常に紛らわしい語句が混在している点が、社会保険労務士試験の何ともいやらしいところ。うろ覚えではなく、一字一句正確な知識が要求されるところが、「選択式」が難しいと言われる所以でもあります。


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